幼い子供を持つ親が働きに出る場合、見過ごせない問題として仕事と子育ての両立がある。
それはどんな職種に就こうとついてまわる悩みであり、介護職も例外ではない。確かに仕事と子育ての両立は難しいが、実際にこなしている人がいるように、決して無理なことではない。

仕事と子育てを両立させる大きなポイントは、職場環境にある。
幼い子供は何かと手がかかるもの。そんな時、あらかじめ職場の理解を得ることができれば、負担を軽減することが可能だ。

仕事と子育ての両立を目指す際、多くの人が直面する問題が子供の病気や行事で仕事を急に休まざるを得ない場合ではないだろうか。
発熱や腹痛など、子供の急な体調不良は珍しいことではない。また、小学校に上がれば個人懇談といった行事も増えてくるだろう。
具体的には、急な休みを申し出た場合に対応してもらえるのか、定時で上がることは可能かなど、子育てをする上で起こり得る問題をあらかじめ想定し、相談しておくことが重要になる。

一番望ましいのは、そういった確認を面接の段階で済ませておくことだ。
子育てのためとはいえ、やはり融通を効かせてもらうのは申し訳なく感じてしまうものである。しかし面接の段階で諸々の確認が取れていれば両者の間に意識のギャップは生まれず、就業後もスムーズに働くことができる。

そして、仕事と子育ての両立には周囲のサポートも欠かせない。
配偶者や親、兄弟など、いざというときに子どもの面倒を頼める存在が身近にいれば、たとえ問題が起こっても柔軟な対応が可能になる。
身近にそういった存在がいない場合は、シッターや託児サービスを利用することも選択肢の一つだ。

とにかく重要なのは、突発的に起こった子どもの問題に対応できる環境を作ること。このように、仕事と子育てをする際は、職場の理解を得ることと子どもの問題に対応できる環境を整えることが必須条件だと言えるだろう。
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